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制服のモデルチェンジや拠点の統合で、まとまった量のユニフォームが不要になった。廃棄以外の方法を探しているものの、回収した後に何へ活用できるのか分からない。そんな企業にとって、リサイクルとアップサイクルは、役目を終えた制服の使い道を考える選択肢です。
使用済みのユニフォーム・制服・作業服は、素材や状態を確認したうえで再資源化し、時計などのプロダクト、オフィス家具、床材へ活用できます。最初に考えたいのは、再資源化した素材を「誰が、どこで、何のために使うか」です。
この記事では、繊維リサイクル素材PANECO®を展開する株式会社ワークスタジオが、ユニフォームのリサイクルとアップサイクルの違い、企業での活用事例、自社で計画する際の確認事項を紹介します。
ユニフォームのリサイクルとアップサイクルの違い
リサイクルは、使用済みのものを資源として再び利用することです。ユニフォームを繊維に戻し、新たな素材の原料にする取り組みも含まれます。
アップサイクルは、元の素材の特徴を生かしながら、新しい用途や価値を加えることです。例えば、制服の色や繊維の表情を生かした時計や家具をつくり、自社の施設で使う取り組みが挙げられます。
両者は、どちらか一方を選ぶ関係とは限りません。PANECO®では、ユニフォームをボード素材へリサイクルし、その素材を製品や空間へアップサイクルするように、再資源化とデザインを組み合わせて考えます。
ユニフォームが、新しい製品になるまで
使用済みユニフォーム → ボード素材 → プロダクト・家具・床材
使用済みユニフォームを素材へ、そして時計や家具などの製品へ。PANECO®のユニフォームリサイクルプロジェクトをイラストで紹介します。
ユニフォームリサイクルプロジェクトを見る ↗制服や作業服は何にアップサイクルできるか
プロダクトへ 社内や店舗で使う時計やコースター
制服のアップサイクルで検討しやすい用途の一つが、時計、コースター、トレーなどのプロダクトです。社員が日常的に使うもの、店舗でお客様を迎えるもの、周年の記念品など、利用場面から企画を具体化できます。
配布用の製品をつくる場合も、必要数と配布先を先に整理します。回収量を使い切るためだけに大量につくるのではなく、使われる見込みに合わせて数量を決めることが大切です。
家具や什器へ 作業服を自社の働く空間に生かす
作業服のアップサイクルは、オフィスや工場の共用スペースに置くテーブル、イス、パーテーション、店舗の陳列什器などにも展開できます。制服の更新と、休憩スペースの整備やオフィス改装を合わせて考えると、製品の使い道を明確にできます。
床材や内装へ 企業の取り組みを空間で伝える
ユニフォームのリサイクル素材を、床材や内装に活用する方法もあります。日常的に使う場所へ取り入れることで、従業員や来訪者に素材の由来を伝えやすくなります。
企業のユニフォームリサイクルとアップサイクルの実例
ホテルで使う時計や、お客様に届ける記念品へ。身近な製品から、企業の取り組みを紹介します。
東横イン フロントの旧制服をホテルの時計へ

東横インでは、フロントスタッフの旧制服を活用し、PANECO®を文字盤にした時計を製作。2023年11月末から、国内ホテルのロビーやフロントなどへ順次設置する取り組みを発表しています。[2]
制服の布片の色が、文字盤ごとの異なる模様につながっています。宿泊客も目にする時計として活用することで、制服のアップサイクルをホテルの日常に取り入れた事例です。
SONY/ソニーストア 旧制服をスタンドへ

ソニーストアでは、2026年4月の制服刷新に合わせ、旧制服をPANECO®の技術でヘッドホンスタンド・ゲームコントローラースタンドへアップサイクルする企画を発表しました。My Sony会員に向けた記念品として、制服に新しい役割を与える取り組みです。[1]
音楽やゲームを楽しむ場面に合わせて、制服に新しい役割をつくる取り組みです。自社の製品やサービスに関わるアイテムへ展開することで、お客様にも資源循環の取り組みを伝えられます。
これらの実例から分かるのは、同じユニフォームの再資源化でも、完成品と活用先によって企画が変わることです。自社の場合も「社員が使う」「お客様に届ける」「施設に設置する」のどこから始めるかを考えると、検討を進めやすくなります。
実例を見る↗PANECO®は再資源化から製品のデザインまで提案

PANECO®のユニフォームリサイクルプロジェクトでは、使用済みの制服や作業服を、特許技術によって板状素材「PANECO® board S」へ再資源化します。その素材を使い、目的に応じたプロダクト・家具・床材への活用を提案します。[3]
ワークスタジオが大切にしているのは、再資源化した素材と、そこからつくる製品の両方をデザインすることです。色や繊維の見え方を生かしながら、自社で使いたいもの、空間に取り入れたいものへ仕上げていきます。
何を回収し、何につくり替え、どこで使っているか。完成品とともに紹介することで、資源循環の取り組みを具体的に伝えられます。

ユニフォームのリサイクルを検討する際の確認事項
以下は、分かる範囲で整理できれば十分です。つくるものや数量、時期が決まっていなくても相談できます。
素材と状態を確認する
品質表示で素材の種類や混紡率を確認し、汚れ、加工、ファスナーやボタンなどの付属品について整理します。制服や作業服という名称だけで、再資源化の可否が決まるわけではありません。素材表示や全体の写真があると、相談を進めやすくなります。家具や床材を検討する場合は、設置場所や使い方も共有すると、用途に合う仕様を検討しやすくなります。
社名やロゴ入りの制服では、回収後から加工までの管理方法も確認します。社外に出す際の社内ルールや、名札・ネームの取り扱いがある場合は、依頼前に共有してください。
数量と使い道を合わせて考える
回収する着数・重量・保管場所と、つくりたいものの用途・必要数を整理します。全てが確定している必要はありません。「複数拠点で使う時計を考えている」「オフィス改装に合わせて家具へ活用したい」といった段階でも、企画の出発点になります。
回収時期と完成品を使う時期を分ける
制服を回収する日程と、再資源化した製品が必要になる日程は別に設定します。周年行事や移転に合わせる場合は、素材の確認、デザイン、仕様調整、製作に必要な期間を含めて相談しましょう。
リサイクルと製品製作にかかる費用の目安
PANECO®では、数量60~100kgから、再資源化・製品製作費50万円(税別)から相談を受け付けています。これは一律の料金ではなく、素材、数量、製作するものに応じた個別見積りの目安です。[4]
比較する際は、総額だけでなく、再資源化、デザイン、製作、運搬など、どこまでが見積りに含まれるかを確認します。処分だけの費用と、完成品の製作まで含む費用は、範囲をそろえて整理することが必要です。
なお、本プロジェクトは再資源化から製品への活用までを提案するもので、回収のみの依頼は受け付けていません。
自社の制服をこれから使うものへ
ユニフォーム・制服・作業服のリサイクルは、素材をどう再利用するかに加え、その先にどのような使い道をつくるかが大切です。アップサイクルを通じて、社員が使う家具や、お客様を迎える製品として、再び自社の活動に生かすことができます。
ワークスタジオのPANECO®では、素材や数量、活用方法が未定の段階から相談を受け付けています。自社のユニフォームで何ができるか、再資源化の可否と活用案を一緒に検討します。
自社のユニフォームで、
何ができる?
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ユニフォームリサイクルプロジェクトを見る↗再資源化・製品製作を相談する ↗
